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クリエイター氷河期?

 あんまりネガティブなことは書きたくないのですが、、、最近はつくづく、なにがしかの創作物で飯を食ってる人間にはつらい時代だという実感があります。

 CDは売れないし本も売れない。広告費も大幅カット。少子化も含めてパイはどんどん減っているという時代になってきたと言えます。もちろんそんな中でも個別に見た場合、儲かっている人はいるでしょうけど、そうした事例は別として、業界がシュリンクしている以上、平均的に一人頭の分け前は少なくなっている。そして一方、作り手はデジタル化の恩恵もあり、参入の際のハードルは下がっている。まあ新しい人がどんどん出てくるということは活性化にも繋がるわけで、それ自体は良いことだとは思いますが、私らのようなロートルもしぶとく生き残っている以上、かつてのように少ない頭数で今より大きなパイを分け合っていた時代と違い、デビューはできたものの仕事として続けていくということは困難になっているとはいえると思います。

 長年やっていると、才能だけでなんとかなるというものではないということに多かれ少なかれ気づくと思います。まあこれも個別の例でいえば、ものすごく突出したものがあればなんとかなる部分もありますけど、かつてものすごく売れた人が現在どうかということを考えると、セルフプロデュースに長けたごく一部の人を除いて、なかなかかつての絶頂期ほどは売れているとはいいがたい。まあ自分のようにずっと低空飛行の人間にいわれたくはないでしょうが、どんなジャンルでも流行り廃りはあり、絵の場合は2~3年で入れ替わりがあるように思えます。

 かつてはそれでも底力のある人は、その後仕事が無くなるわけでもなかったので、なんとかなってきたとは思いますが、ここのところ、そうした実力でなんとかなっていた部分もなかなか厳しくなったという実感があります。自分の周りでも羨ましいほどの才能を持っていて、人当たりも良くて、自分が頼む側だったら凄く大事にしたいと思うだろうなあという人たちが、職を変えて引退したりバイトをしないとならなかったりということがちらほら。
これは決して本人がダメになったというわけではないので、外的な要因によるものであろうとは言えるわけです。

 原因としてはいくつか考えられるわけですが、その一つにこれは善し悪しの話ではないのですが、ネットの普及ということがあるのかと思うのです。

 頼む側は昔でしたら、売り込みにきた人や、他の媒体で見かけた人のタッチを見て、その媒体に合うと思えば仕事を頼むというスタイルが主流でした。この時代は出会いのチャンスが少ないので、必然的に同じ人に継続的に仕事を頼み続けるということになっていたように思います。逆に言えば、営業力がなかったり、出会いのきっかけがなかった人はどんなに才能があってもチャンスに乏しかったとも言えます。

 ところがネットの普及により、頼む側は多くのイラストレーターの中から、そのとき必要な絵を描けそうな人を画像検索で捜し、その中から相みつを取って一番安く頼める人を選ぶという形になってきたように思います。まあ実際に自分に問い合わせが来る場合、たいていはそんな感じです。相みつじゃないものは決まりますが、相みつだとあらかじめ言われて見積もりを出した場合に成立することはあまりありません。自分としては多分業界最安値ラインだと思うんですけど…。

 コスト重視の発注ですと、相手の実績も特に気にすることもないですし、どうしてもこの人に頼みたいというようなものではないので、何でもいうことを聞きます!タダでもやります!みたいな人が有利になってくる。自分はそのやり方では生活できませんから、ギリギリのラインで見積もりを取ってるつもりですけど、頼む方としてはどうせ一回こっきりのお付き合いですから、作り手の思惑は関係ないでしょうし、それを責めても仕方はない。新規参入は容易でも継続していくには厳しい時代と言えましょう。

 で、ものすごい才能があって売れに売れている人とか、ものすごくガッツがあって毎日営業するくらいの元気がある人とかは除いて、こんな時代に普通のクリエイターはどうすべきかと言うと、兼業しかないかなあという気がいたします。まあ実際、自分も講師をやっているので兼業とはいえますが。

 若手の人の場合はとりあえずデザイナーとしてどこかに雇ってもらいつつ、イラストの仕事も請けていくというのが現実的なんじゃないかなあと思います。若い人にそうずばり言うのは気が引けるのですが、当たればでかいというようなものもそうそう無い世界ですので、絵を描くことが好きで長くイラストの仕事を続けていきたいと思うなら、とりあえずその辺のことは考えておいた方が良いように思うのです。

 兼業であれば、仕事を選べます。ものすごい安い値段の募集をスルーしていけば、時給換算で言えばおいしい仕事として考えられるでしょう。これが専業で、どんな値段でもやります!とやってしまったら、どこかで必ず行き詰まります。もちろん行き詰まったところで考えるのもアリだとは思いますが、若いうちにデザイン方面の経験を積んでおいた方が、長い目で見た場合、良いのではないかと。

 まあ先のことは分からない時代ですし、ロートルの戯言かもしれませんけどね。
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  1. 2012/02/25(土) 03:16:38|
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